個人情報と秘密保持義務
福祉の現場に限らず、社会生活を過ごすなかで、色々なストレスを抱えることでしょう。このストレスを「会社の同僚や同業の友人と愚痴を言い合う!」ことで解消を図る。これは、1つの方法としてとても有効だと思います。
私は、気分転換も兼ねて、1日1回は喫茶店で仕事をしています。すると、福祉の現場の方やサラリーマンの方たちが、それぞれ愚痴をこぼし合っています。聞き耳をたてているわけではありませんが、さすがに隣の席に座っていると、嫌でもその内容が耳に入ってきます。
(例1)
サラリーマン「客先のA社ですが、ケチなくせに、要求ばかり多くて…。でも大口の客だから断れなくて」
私の心の声「おいおい…もしかしたら隣の席にA社の社員が座っているとは考えないのかい。」
(例2)
訪問介護員「利用者のBさん、訪問介護の支援範囲外のことまで頼んでくるから困っちゃうわよ。あまりにもしつこく頼んでくるし、独り身で寂しそうだから、やってあげたわよ。えっ?Bさん?ほら3丁目のコンビニの隣の家よ。」
私の心の声「支援範囲外をやったんかい!3丁目のコンビニの隣の家?うちの近所だ…。白い壁のあのお宅か~って、個人情報ダダ漏れだし。もしも私がBさんの家族や親族だったら激怒するだろうね。」
上記は、架空の内容に置き換えて表現していますが、中にはもっと踏み込んだ内容を話されている場合も耳にしたことがあります。ストレス解消として愚痴をこぼし合うこと自体を悪いとは言いませんが、その場所、表現方法には気をつけてないと、いずれ痛い目に合うかもしれません。
近年は、どの職業でも個人情報を取り扱う機会が多くなっています。
喫茶店、ファミレス、居酒屋…、不特定多数の方がお隣に座っていますよ。お気をつけください。